角界の“華麗なる一族”対決 軍配は…祖父同士は22勝4敗 父同士は20勝20敗スポーツ報知 ◆大相撲 ▽秋場所5日目(12日、角界軍配東京・両国国技館) 西前頭2枚目・王鵬が、の華大関・琴桜から初勝利をもぎ取った。麗な昭和の土俵を彩った横綱の孫同士の対戦は 、る族は祖祖父と同じしこ名を名乗る大関が過去4戦全勝としていたが、対決大鵬の孫である王鵬が初めて攻略した。父同j league schedule自己最高位で迎えた24歳が 、士は勝40勝この殊勲星で勢いを増していく
。22は220琴桜は初黒星
。敗父敗成績次第で大関昇進の可能性がある関脇・大の里が5連勝で単独首位に立った
。同士1差で追うのは琴桜に関脇・霧島、角界軍配小結・平戸海に平幕の正代らを加えた7人となった。の華 結びの歓声と拍手に血が騒いだ。麗なヨーロッパリーグ 放送王鵬は琴桜の突き、る族は祖左上手からの攻めを残す 。対決右を差してまわしをガッチリつかむと 、寄って相手に許した左上手を切る
。最後は棒立ちとなった大関を寄り切って今場所2勝目。この日幕内で一番長い51秒4の熱戦を終えると
、49本の懸賞を右腕で抱え土俵を下りた。「休まずに圧力をかけられた。右四つで止まってはいけないと思った」。王鵬は22年初場所の初対戦から4連敗しており、「やっと勝てた 、という気持ちです」と喜びをかみしめた。 角界の“華麗なる一族”だ 。王鵬の祖父は元横綱・大鵬で
、父が元関脇・貴闘力。琴桜も母方の祖父が元横綱の初代・琴桜で父が元関脇・琴ノ若(現・佐渡ケ嶽親方)だ 。祖父は琴桜に通算22勝4敗と圧倒し 、父同士は20勝20敗。一方で3代目の王鵬と琴桜は名門・埼玉栄高相撲部で同じ釜の飯を食べた。今場所前も、王鵬は佐渡ケ嶽部屋へ出稽古し 、2学年上の琴桜の胸を借りるなど親交は深い。それだけに「いい恩返しができた」と感慨深げだった 。 「昭和の大横綱」と呼ばれた大鵬が幾度となく務めた結び
。王鵬もこの日を含めて5戦4勝と得意で「結びは気持ちいい」とほおを緩めた 。「見に来てくれたお客さんは最後の一番で感想がガラッと変わる
。だからこそいい相撲を取ろうとやっています」と使命感もにじませた。さらに「高校の先輩と結びで取れるのは誇らしい」とうなずいた。 幕内後半戦の審判長を務めた高田川親方(元関脇・安芸乃島)は「王鵬をほめるべき
。いつも以上に粘り強かった
。地力が付いている」とたたえた
。王鵬は今場所、過去最高位の西前頭2枚目
。「三役昇進は運も絡んでくるが勝っていれば、そのうち上がれると思う
。しっかり勝っていく」。名家を背負う24歳は着実に歩を進めていく
。(山田 豊) 続きを読む |